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2020.11.30
こんにちは。
八雲グリーン・ツーリズム推進協議会事務局の赤井です。
現在またコロナが猛威を奮っていますが、その前の夏から秋にかけて八雲町では色々と観光の動きがあったので今回はそれを一挙に紹介していきたいと思います。
当初の主要ターゲットであった外国人がこれないということで、国内にも目を向けてみることにしました。そこで実際に体験の受け入れがあったのでその内容を紹介したいと思います。
8月の真夏日に札幌から新婚さん夫婦の受け入れを行いました。コロナ対策として、受入の際の検温、こまめな手の消毒、マスクの着用、適度な距離を保った会話をしております。
今回の内容としては1泊2日での農業体験+釣り体験+秘湯体験+農村BBQです。
まず最初に行ったのは、わらび野でのとうもろこしの収穫体験です。冨田農園さんにご協力いただき、朝からスイートコーンを収穫してきました!
まずはトラクターにのって収穫現場まで!トラクターに乗るだけでもかなり体験要素が強くて相当気に入ってくれていました。
収穫現場についたら実際にスイートコーンをもいで行きます。人間よりも背の高いとうきび畑に入り、一本一本手で収穫します。収穫したらコンテナに詰めていくという作業をひたすらやります。実はスイートコーンの収穫時期は一週間くらいととても短いんだそうです!この時期にこれないと体験はできないので今回はかなりラッキーでした。
スイートコーンの収穫のあとは、森岡農園のねぎ収穫体験へ行きました。今回は路地ネギが丁度旬だったので、路地ネギをみんなで収穫しました。その後は森岡さんが所有している盤石の森へ。
ここには小さな川が流れているのですが、魚釣りができるんです!その辺に落ちている木の枝を活用して釣りをスタート!なんとこんな大物が釣れちゃいました!
釣りのあとは釣った魚と収穫したねぎを中心とした農村BBQ!もちろんスイートコーンも!どれも鮮度が抜群なので最高に美味しくいただきました。その後は森岡さん所有のプライベート温泉「盤石温泉」に入りのんびりと過ごしました。
今回参加したお二人は札幌にいたらまず出会わないであろう農家さんとの交流がとても楽しかったと言っていました。体験ももちろん楽しいのですが、地域の人との交流も田舎ならではの価値なんだと実感です。そしてやっぱり現地で食べる採れたて野菜の美味しさも最高に喜んでいました。中々都会のスーパーでは味わえないスペシャルな味が田舎にはあるんですね。
静岡理工科大学の先生が「農泊の勉強をしたい」ということで私の所に連絡をくれたので、9月の中旬道南での農泊視察ツアーを実施することになりました。今回は広域連携の1つの形として七飯町、森町、八雲町での連携した受け入れを実施しました。
まずは七飯町、小野養鶏場にお邪魔して鶏と触れ合い、採れたて卵で卵かけご飯をいただきました。
小野さんは配合資料を全く使わず、カマンベールチーズなど人間が食べる物なども与えながらこだわりの飼育方法で鶏を育てています。試行錯誤の末に、健康で美味しい卵を産んでくれるよう色々な工夫をしていてとても勉強になりました。
興味のある方は以下の以下のリンクをチェックしてみてください。
次は大沼に移動して、ヤギを育ててヤギチーズを作っている山田農場にお邪魔しました。
山田さんは住宅から畜舎、チーズ工房まで全て自分たちで建てたワイルドなファミリーで、自給自足を目指した生活をしています。広い丘の上にはヤギがたくさんいました。人懐っこいヤギが多く、みんな近寄ってきてくれます。
ヤギのチーズは私も初めて食べたのですが、とても濃厚でおいしかったです。少し癖があるので、食べれない人もいるかもしれませんが、個人的にはワインに最高に合うなと感じて飲みたくなりました。そんな山田さんのチーズ工房ではこだわりのセレクトショップもやっていて、オーガニックな美味しいワインも販売しています。
興味のある方はこちらをチェック
http://yamadanoujou.blog.fc2.com/
このあとは大沼でたまたま開かれていたジャズ演奏会に参加!そして専門ガイドと一緒に沼ハイクも!この日は大沼のゲストハウスPublic House Wonderに泊まりました。
翌日午前中は森町濁川にある山本農園で観光資源と言われる山本さんとの交流会!
ここはお父さんの話がとっても面白く、うっかりしていると日が暮れてしまいます。試食させていただいたトマトもすごく甘くて最高に美味しかったです。
山本農園さんは最近すごくかっこいいホームページを開設したので載せておきます。ウェブ販売なども行っています。
その後は八雲町に移動し、森岡農園で先ほども紹介したねぎの収穫体験+釣り+BBQを体験!
温泉で温まったあとは地場産レストランSENTOに移動して平井漁業部の平井祐太さんによるタコ捌き体験を実施。そもそもこの大きさの生きたタコに出会えることがほぼないので先生もびっくりしていました。祐太さん曰くこれはそこまで大きくないそうです。
漁師さんに丁寧に教えてもらいながら刺身とカルパッチョを作り美味しくいただきました。
タコ捌き体験のあとは少し休憩を挟んで、たまたまSENTOで開催されていた串揚げパーティーに参加。八雲町のローカルな人との交流を楽しんでいただけました。
今回の受け入れで静岡県の大学との繋がりができたので、今後は学生なども絡めて面白い事業を連携してできたらと思います。
コロナのおかげでリモートワークが全国的に普及し、会社に通勤しなくても仕事が可能な人たちが急激に増えました。実際今だに在宅ワークで仕事をしている人も多いと思います。
そうゆう世の中であれば、わざわざ東京で満員電車にのって通勤するよりも地方に住みながらリモートで仕事をして、休みの日は自然で思いっきり遊ぶなんていうライフスタイルが今後流行るのではないか。むしろ流行らせていきたい!という思いで八雲町でもワーケーションやリモートワークの誘致をできないかと考えました。
そこで、お試し企画で東京のベンチャー企業で働く私の友達に八雲町でリモートワークをしてもらうことになりました。約一週間滞在してもらい、平日は基本的にはSENTOのレストランやゲストハウスのリビングでお仕事。週末は八雲の自然を思いっきり楽しむ!ということで、サーフィンや漁業体験、酪農体験をしました。
写真は酪農体験の様子。廣島牧場にお邪魔して酪農の通常行ってる業務をそのまま体験させてもらいました。
今回の受け入れでわかったのはゲストハウスはテレワークやワーケーションと相性が良いということです。そして田舎で様々な体験アクティビティを持っていれば休みの日にそれを体験してもらえるので地域にとってもかなり相性の良い取り組みだと感じました。
課題点としては、様々なタイプのテレワーカーがいるのでどこに焦点を絞るか。そしてオンライン会議や個人情報など扱う仕事の場合用に個室を用意できるかと言った点でした。SENTOだけではなく、他にも仕事をできるスペースがあり、気分や業務内容によって場所を変えて仕事ができるようになれば尚良いなとも感じました。
今後この事業に関しては需要は相当あると確信しているので、受け入れ準備とPRに力を入れていきたいと思います。
先日、北海道でチャレンジをしたい人とそれを応援したい人を繋ぐ「ほっとけないどう」というプロジェクトに参加してきました。
チャレンジした内容は、道南での広域連携ツアーの作成。北海道は広いです。でもその広さって住んでみないと意外と実感できません。旅行で北海道に来るひとは意外とこの広さをわからないまま予定を立てちゃいます。
3泊4日で函館、札幌、小樽、富良野、帯広を周る!なんて弾丸ツアーをやっちゃう人たちも。ほとんどが移動で終わってしまいます。なら最初から1回で北海道の良いところを全て周るのではなく、エリアに分けて移動を極力抑えて楽しめる旅にしたら満足度も上がるのでは?そしてエリアによって北海道の特徴も違うので、何回北海道に来ても違った体験を楽しめる。そんな旅を提供するために道南の広域連携を推進する協議会「Discover Southern Hokkaido」を設立したので、そのPRもかねて道南の魅力を話してきました。
プロジェクトの詳しい内容はこちら↓↓↓
当日の様子はこちら↓↓↓
体験ツアーや視察の受け入れからワーケーションへの挑戦、道南ツアー作成のチャレンジなど盛り沢山の11月号でした。コロナの影響で色々な課題はすごくありますが、逆に様々なことの準備に時間を割いたり、新たなチャレンジのきっかけもできたのでマイナスな影響だけでなくプラスな効果に目を向けていきたいと思います。