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インターン滞在記―SENTO編―

2024.3.10

2022年10月末から12月末までインターンでYakumo Villageに入っていました、おさちゃんです。普段は東京で大学生をしています。

八雲に来たばかりの2週間はカフェで従業員の一人として働いていました。ランチメニューの作り方を覚えたり、コーヒーマシンを使えるようになったり、飲食業の経験がなかった私にとっては新鮮な経験でした。

もう一つ新鮮なことがありました。それは、カフェの店員さんとの交流です。SENTOのカフェで店員さんをされているのは、就労継続支援B型事業所を利用されている障がいを持った方です。進学校に通っていたこともあり、同世代の障がいを持った方とかかわるのは中学生ぶりでした。正直、初めにお話を聞いたときは少し構えていました。うまくお話できるか、いやな思いをさせてしまわないか不安な気持ちがありました。

カフェで出会った利用者さんも、その他のお仕事をされてる利用者さんも、なんか普通でした。確かに苦手なことがあるんだなと感じる場面もあったけど、普通でした。身構えてたのが少し申し訳ないぐらいに。

あえて感じたズレを言葉にするなら、いわゆる“建前”の壁がほとんどないぐらいだと思います。嬉しいものは嬉しい、いやなものはいやという気持ちを隠す壁が比較的薄いのかなと感じました。だから、思ったことが言葉や行動に出やすいのではないかなと接していて思いました。

 SENTOのインターンの募集ページには、就労支援B型事業所であるとの説明は大きくなされていません。元気村の理事長さんは、「福祉を前面に出しては参画する人が狭まってしまう」とおっしゃっていました。その通りだと思います。確かに、利用者さんとの関わり方で難しさを感じた場面はありました。でも、それをどう乗り越えるかや、自分にとってベストな距離感を考えることが必要なのだと思います。共生社会を考えた経験でした。

共生社会を考えるもよし、お仕事をするのもよし、木彫りぐまを見に来るもよし、八雲にいらした際にはカフェSENTOに立ち寄ってみてください。ご飯もおいしいです。