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【12月号】八雲グリーンツーリズム通信

2020.12.28

こんにちは。

八雲グリーン・ツーリズム推進協議会事務局の赤井です。
いよいよ今年も残すところあとわずかとなりましたね。
コロナの影響で思ったようなグリーンツーリズムは出来ませんでしたが、逆に様々な想定外の事業を進めることが出来ました。今日はそんな事業も含めて最近の八雲町での観光の動きの話をしていければと思います。

星空観察体験勉強会をSENTŌで開催

先日檜山振興局からお声がけ頂き、八雲町の地場産レストランSENTŌにて星空観察体験の研修会を開催しました。檜山地域で今後星空体験の商品化などを検討しており、先駆けて体験の販売と受け入れを行っている八雲町に詳しいお話をとのことでしたので、星空体験の商品化までの道のりや体験内容、ハードルや今後の事業展開についてなど、八雲町の他の体験観光も含めて説明させて頂きました。

八雲町ではまだまだ星空体験が強いコンテンツとなってはいませんが、詳しいガイドがいなくても、「星空が綺麗に見られる地元民しか知らない場所」と「星空をゆったり見られる環境」があればお金をとって商品にできるということを伝えました。

八雲町では実際詳しいガイドによる説明はほとんどなく、簡単な星の話とあとは自由に参加者が星を見てもらうというスタイルでやっています。寝っ転がって見れるようにシートを用意したり、ホットミルクやココアを用意したりと少しでも星空観察を満喫できるような工夫はしています。

この日は天気がよければ実際に星空観察に行こうと思っていたのですが、あいにく曇りで星空観察は中止して残ったメンバーでお話をしていました。その後帰ろうと思ったときに空が晴れだしたので、急遽残ったメンバーで星空観察へ!満点の星が見えました。

ここは夜景も見える素晴らしいスポットですが、冬季間は行けないので、冬時期専用の場所を今後探していこうと思っています。

秋の八雲巡りツアーを実施

コロナ渦になってから外国人の観光客はピッタリと止まりましたが、GoToトラベルの影響もあってか日本人観光客の方はちらほらですが、来ていただいています。

今回はゲストハウスSENTŌに宿泊頂き、うちで販売している「八雲巡りツアー」に参加いただいた方のツアー内容を紹介していきます。

このツアーは文字通り八雲町の見所をめぐるツアーですが、お客さんの要望にそった内容にしているので、時期やお客さんによって行き先が異なることも多々あります。今回のお客さんはカメラが趣味で「綺麗な紅葉と自然をみたい」とのことでしたので、以下の内容でご案内しました。

1. シャケの遡上見学
2. コロカムイの橋で紅葉狩り
3. 雲石峠で紅葉狩り
4. 育成牧場展望台
5. エルフィンでアイスクリーム
6. 梅村庭園見学

ちょうどシャケの遡上のピーク時だったので、橋の上からたくさんの鮭が泳いでいる姿を見ることができました。


おぼこ荘の少し先に行った旧八雲鉱山村の入り口にある橋。かなりの山の中ということもあり、自然は最高で、橋も写真映えする橋でした。


知らない人も多いですが、雲石峠は実は紅葉の名スポット。なんと道南八景の1つにも選べているそう!

育成牧場展望台からの景色は圧巻で、満足度のとても高いスポットです。


パノラマパークやエルフィンに来た際は必ず写真を撮るおすすめスポットのパノラマロード。丁度白樺も紅葉を迎えていました。


八雲町で酪農業を100年以上も続けている元山牧場直営のアイスクリーム屋さん。女性にはテッパンのスポットですね。お店の2Fに上がると絶景を見ながらアイスを食べることができるのでおすすめです。

梅村庭園もかなり満足度の高いスポットで、この時期は紅葉が見頃で一番おすすめな時期でした。外からも中からも素晴らしい紅葉を見ることができました。

関係人口創出インターンシップの実施

観光はあくまで入り口としての機能で、最終的には移住や半移住、移住はしないけれど定期的に遊びに来てくれたり、都会で八雲町をPRしてくれたりと様々な形で八雲町と関わってくれる人を増やすことがグリーンツーリズム事業の1つの大きなゴールだと思っています。

そこで観光目当てではなく、移住や地方と繋がりたい、地方の生活を知ってみたいと行った人をターゲットにしたインターンシップの取り組みをはじめました。

インターンシップは3種類作成し、1週間〜2週間で八雲の様々な生活や産業、人を知ってもらい関係人口を増やしていくといった物になっています。詳しくは以下のリンクからご確認ください。

北海道の田舎町に友達を作りにきませんか?都会と田舎の交流で地方を活性化!友達作りインターン募集!

1次産業が元気すぎる町、北海道八雲町で、農業、酪農業、漁業と多彩な1次産業の体験を一挙にしませんか?

北海道酪農発祥の地八雲町で大規模&小規模農場での本格酪農研修

実は2番目の内容で1名がすでに参加されました。東京在住の30代の男性で、現在はフリーランスのIT系エンジニアの仕事をしており、基本的にはパソコンがあればどこでも仕事ができるので地方移住を検討中とのこと。半農半Xに興味があり、八雲町の生活や産業について知りたいということだったので、SENTŌに2週間滞在しながら酪農業と農業(軟白ねぎ)を体験していきました。

今後彼のように新しい分野を切り開いてくれる人材がどんどん入ってくれれば面白いことが八雲の中で生まれていくんだろうなと実感しました。

今年度中はこのインターンは募集していて、現在1月に女性1名、2月に女性2名、3月に女性1名を予定しております。地元の方との交流もこのインターンの魅力ですので、こういった人たちと交流したいという方は是非お声がけください。

まとめ

以上、2020年最後の通信となります。

想定していたような外国人向けのツアーの実施や修学旅行生の受け入れなどはほぼできませんでしたが、代わりに新たな分野での取り組みや町を超えた広域での連携事業がスタートすることができました。

来年はまだどうなるか全く想像はできませんが、どのような状況になっても臨機応変にその時やれることに全力を注いでいければと思っています。

来年も引き続き八雲町のグリーンツーリズムの動きは情報共有していくつもりです。同時に様々なプロジェクトを実行していこうとも考えていますので、どこかで協力を依頼することもあるかもしれません。その時はどうぞよろしくお願いします。