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2023.1.6
9月26日~10月3日に八雲町で「生きること」を体験するワーケーションモニターツアーを開催しました。
以前もこのブログでご紹介したことがありますが、改めてワーケーションとは、 Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。テレワーク等を活用し、普段の職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごすこと(観光庁HPより引用)を言います。
コロナ禍での新しい旅のスタイルとして、注目されており、今後より一層、定着していくことが見込まれます。
そこに着目し、今年度、Yakumo Villageを中心に、観光庁の「看板商品創出事業」の補助金も活用しながら、ヤクモワーケーションの商品化に取り組んでいます。
今回は、その商品化に向けて開催されたモニターツアーの様子をお伝えします。
今回のツアーには東京や神奈川など首都圏を中心に6名の方が参加してくれました。
普段は会社経営やフリーランス、会社勤めのリモートワーカーをされている方々。
初日ということで、それぞれ自己紹介を行い、SENTOで交流会を開催しました。
八雲産の食材も使った料理に美味しいと皆さん感激されていました。
それぞれの仕事の話や旅先での思い出など色んな話で盛り上がりました。
食事後は、育成牧場に星空観賞へ。
少し雲がありましたが、綺麗な星空を見ることができました。
星と夜景のコントラストに感動されている様子でした。
2日目は、八雲町の概要を知ってもらうということで八雲巡りツアーを実施。
まずは木彫り熊資料館へ。木彫り熊が造られるようになった背景や歴史を勉強しつつ、それぞれ個性を持った熊に興味津々の様子でした。
続いて、歴史文化資料館を見学。八雲の産業や文化に触れていただきました。
お次は、梅村庭園へ。
ちょうど葉が色づき始めていて、良い雰囲気。
ここでのんびりワークもできそうとの声もありました。
その後は昼食も兼ねて、パノラマパーク方面へ移動。
まずはハーベスター八雲でランチ。天気が良くてテラス席が最高でした。
パノラマパークでは景観を楽しんだ後、芝生に寝転んで少し休憩。
これは鉄板コースになりそうです。
最後にエルフィンでデザートタイム。濃厚!と感動の声が上がっていました。
午後はペコレラ学舎に移動し、ワークタイム。
観光もしながら、仕事もするのが、ワーケーション。
2日目も充実の内容でした。
3日目は冨田農園さんでの農業体験からスタート。
この時期に旬を迎えるのはカボチャ。
冨田さんに教わりながら、収穫作業を体験。
皆さんすぐにコツを覚えて、楽しそうに作業していました。
土に触れることは、心のリフレッシュにもなる気がします。
その後は、ジャガイモの選別作業も体験。
作業終了後には、カボチャの素揚げや蒸したじゃがいもを堪能。
普段、農家さんがされている仕事の一部を体験いただき、
八雲で生きるに触れてもらうことができたかと思います。
続いて向かったのは、もち米農家を営みながら、農泊の受け入れを行っている千葉さんのお宅。
この日は餅つき体験に流しそうめん、五右衛門風呂と盛りだくさんの内容。
千葉さんにお手本を見せてもらいながら、交代でどんどん餅をついていき、
できた餅はその場で大福や納豆餅にして食べました。
つきたてのお餅はとにかく絶品。これをきっかけに納豆餅にハマった人が続出しました。
息つく暇もなく、すぐに流しそうめんがスタート。
そうめんだけでなく、千葉さんが育てたトマトや高級な卵がどんどん流れてきて、追いつくのに必死な一同。大盛り上がりの体験でした。
その後は、五右衛門風呂に入ったり、千葉さんのお宅に上がらせていただいて、
これまでの農泊の話などを伺いました。
他にもワクワク感満載の手作りカラオケボックスがあったり、色んな体験ができる場所です。
千葉さんはとにかく気さくでパワフルな方なので、今後の連携も楽しみになりました。
千葉さんのお宅を後にして向かったのは、秘湯、盤石の湯。
参加者一同、秘境感に感激していた様子でした。
これはなかなか都心部では味わえない体験だと思います。
この日のツアーはここまで。
SENTOに戻り、各自ワークを行い、3日目が終了しました。
4日目は噴火湾鮮魚卸龍神丸の舘岡さんによる漁業体験からスタート。
今回、体験させてもらったのは、ボタンエビを獲るための餌づくり。
まずは餌がどのようにできているのかを見学。
なんと、餌はズワイガニ。
そして舘岡さんにやり方を習いながら、2チームに分かれて作業開始。
慣れてくるとスムーズに作業をすることができていました。
普段は、舘岡さんがお一人でされることも多いとのことで、かなり根気がいる作業だと感じました。
体験後は、未利用魚であるナガヅカを使ったバーガーをご用意いただき、ランチ。
ナガヅカバーガーをはじめ、龍神丸というブランドを立ち上げて、
活動されている思いなどを聞きながら、味わいました。
ひと作業終えた後のご飯ということで、よりおいしく感じました。
その後は、舘岡さんの漁船を案内いただき、船内や重機を使って、
かごを船に積み込む様子などを見学させてもらい、体験は終了。
舘岡さんとの交流を楽しみながら、漁師として生きることを体験していただくことができたと思います。
舘岡さんのもとを後にして、向かったのは吉田牧場。
到着すると、すぐ軽トラに乗せてもらい、牧場で一番眺めが良い高台の場所に案内いただきました。
一面に広がる牧草地越しに見える噴火湾はロケーション抜群。最高の眺めでした。
そのあとは、子牛へのミルクやりなどを体験し、放牧されている牛たちと記念撮影。
それぞれ自分のお気に入りの牛を見つけて、思い思いの写真を撮っていました。
そして、この体験中にもオンラインで会議に参加される方もいたのですが、
牛に囲まれながらの会議はなかなか貴重な体験になったのではないでしょうか。
体験をしている間に、スタッフでテントサウナの準備を行い、温度がいい感じに。
ついに、お待ちかねの牧場テントサウナ体験がスタート。
10人ほどが入れる大型サウナが100℃近くに熱されていて、しっかり汗をかいた後は、目の前に用意したプールに入り、牛を目の前にした椅子で外気浴。
そして、水分補給は、新鮮な牛乳で。
全国各地を旅されている参加者の方も「こんな体験はなかなかできない」と仰っていました。
好評をいただけて嬉しかったです。
非日常な空間の中でととのったところで本日のツアーは終了。
夜は居酒屋で漁師さんを交えて、夕食。楽しい時間を過ごしました。
5日目は午前中、SENTOでワークを行った後、午後からペコレラ学舎に移動。
この日から2日間はペコレラ学舎にてキャンプ泊ということで、まずはそれぞれテント設営を行いました。
日頃からキャンプをしている方が多く、慣れた手つきでテントを組み立てていき、30分ほどで設営は完了。
そのあとは、ペコレラのコワーキングでそれぞれワーク。
仕事がひと段落したところで、夜ご飯の時間。
みんなでカレーやアヒージョを作って、食べました。
そして、なんとこの日はたまたまSENTOに滞在中だった、
tiktokerの方がペコレラ学舎のステージを使って、生配信音楽ライブをしてくれることに。
この方、北海道から東京まで歩いて旅をしながら、各地で音楽ライブを配信し、
9,000人のフォロワーがいるすごい方です!
@kosuke_f_sunset
私たちのリクエストにも応えてくれて、終始全員がハイテンション。
このツアーのハイライトの1つになったこと間違いなし。
音楽の力ってすごいなと改めて実感しました。
LIVE終了後は音楽配信に感化され?ピアノ演奏をする方や、
図書室で語り合う方など、それぞれ思い思いに過ごしていました。
大自然の中でのびのびワークと、思いがけない貴重な出会いに恵まれた5日目でした。
6日目は熊石でのSUP体験からスタート。
少し波はありましたが、皆さんすぐに慣れたようでボードの上に立って漕いだり、寝そべったりとそれぞれの楽しみ方をしていました。
河口付近では、ちょうど鮭が遡上をしている様子が見られ、
都心ではなかなか見ることができない光景に歓声が上がっていました。
その後は、おぼこ荘で温泉を堪能し、レストラン昴にてランチ。
この日はカミヤクモ321も開いていたので、おやつも購入。
午後からはペコレラ学舎で集中してワークタイム。
辺りが暗くなってきたところで、夜ご飯の準備。
この日はBBQ。
4日目で漁業体験をさせていただいた舘岡さんが獲ったボタンエビや
八雲町産の鮭を使ったちゃんちゃん焼き、ジンギスカンなどをいただきました。
新鮮な味を堪能し、一同、大満足。
会話も自然と弾みました。
そして、食後には焚火を囲んでまったり。
星も綺麗で、最高の夜になりました。
7日目はペコレラにて朝のテントサウナからスタート。
朝霧が立ち込める中、静寂のととのいタイム。
開放感があって、気持ちよさそうでした。
午前はペコレラでワークを行い、テントなどの片付けをした後、SENTOへ移動。午後もSENTOでワークを行い、夜は手作りラーメンで最後の晩餐。
【8日目】午前:お別れの挨拶
いよいよ最終日。
朝に参加者の皆さんとお別れの挨拶。
1週間のツアーもここで終了です。
今回モニターツアーを通して、ヤクモワーケーションの課題が様々見つかったとともに、可能性もたくさん感じることができました。
八雲町は食に恵まれ、通年を通して旬があること、豊かな自然環境を活かして豊富なアクティビティを提供できること、そして木彫り熊や酪農など発祥のものが色々あることが強みになるかと思います。
今回分かった課題を改善しつつ、強みをさらに伸ばして、今後さらにワーケーションを広げていけたらと思っています。
そして、今回参加いただいた皆様と今後とも繋がりを持って、またどこかでお会い出来たら本当に嬉しいです。
引き続き、ヤクモワーケーションの推進に取り組んでいきますので、よろしくお願いいたします。
ワーケーションの様子はこちらのアカウントでも発信しています。良ければご覧ください。
https://www.instagram.com/yakumo.village/
最後までお読みいただきありがとうございました。